10/20 第6回 地域回想法サミット2024 地域における回想法の定着と展開にむけて

視察研修にお越しくださいました(恵那市明智回想法センター)

7月17日(水)愛知県あま市七宝地区民生委員児童委員協議会22名の皆様が、視察研修にお越しくださいました。

20分間の施設見学では、木製の四角いせいろ・おひつ等を見つけ「これまだ家にあるよ」「これ使っていた」「こんな箪笥あった!あった!」「給食の椀はこんなんだった」古い琴を見つけて「やっぱり桐で出来ている入れ物は虫がつかんね」と廊下をミシミシと鳴らしながら楽しく見学されました。

施設見学で昔を思い出したところで、『小学校の思い出』のテーマにて、学生帽子、水筒(ふたに方位磁石の付いたまるっこいもの)、そろばん(五つ玉・四つ玉)、弁当箱、アルミ食器、始業の鐘等を手にしながら、積極的に思い出を語られていました。

平屋の木造校舎だったり、2階建てだったり、すでに鉄筋作りの校舎だったという方もいました。教室は生徒が55人もいて教檀の前から後ろの壁までびっしり机があった、通学時の靴は藁草履から黒いゴム靴からズック靴に替わっていった、入学式はお母さんと一緒に参加して着物と長い丈の黒い羽織だった、学生帽は中学校になってからだった、始業の鐘は用務員さんがいて授業の初めと終わりと給食の時に鳴らしていた、4時半ごろ薄暗くなるまで外で遊んでいた、給食はコッペパン、アルミの食器に入った脱脂粉乳だった・・・そろばんは皆さん四つ玉の使用しかわからず、珠算の先生も参加されていましたがその先生も五つ玉は使ったことがなく大笑いしました。まだまだ深い思い出がいっぱいあり、皆さん楽しく参加されていて脳の活性化につながったのではないでしょうか。

写真と文 吉田あけみ
※シルバー総合研究所は、恵那市明智回想法センターの管理運営を行っています。