~8月のテーマ~「お盆の思い出」でした。今回も、DJ来島の前にはお盆用のござの上に、そうめん、仏さんが持つ土産を背に乗せたきゅうりの馬、茄子の牛、盆提灯、まわり盆提灯、おみなえし・ミソハギ・百日草の盆花、牛馬の足または仏さんの箸に使うハスの茎殻等々いっぱい並べ、DJ来島の「あ~あ~聞こえますか・・・回想ラヂオ、回想ラヂオ、ただいまより放送を開始いたします。」・・・の第一声を息をのんで皆で待ちました。
参加者の皆さんの地域でのまつり方などが違い、ござの上に敷く葉もハスの葉、里芋の葉、桐の葉など様々でした。その葉は、線香などの火が落ちた時など火事予防に敷かれるものだとおっしゃっていました。そして、7月盆の所もあれば8月盆の所もありました。この東農地方は、昔養蚕が盛んで7月にはまだお蚕さんがいて、8月盆になったと言われる方もありました。
回想ラヂオが始まる前に皆さんで仏さんのお土産づくりをしましたが、これまた地域各家庭で多少違っていてワイワイガヤガヤ楽しい時間でした。大豆の葉三枚それぞれ塩・味噌・山椒の葉をくるんで、かやつり草で縛ります。それを4個作り、2個づつ対に馬牛の背に乗せてそうめんのたずなを乗せます。その土産は、鬼に渡すもので、塩辛いお土産に難儀しているすきに難なく通り過ぎるためのものと、おっしゃっていました。牛馬に足を付けるのも「突き刺して鞍にしなあかんに!」とか「上へ突き刺したらあかんのじゃない!」とかいろいろな話が出て、一辺倒でないのが良く分かりました。そして、全国の回想法の皆様と止まらない話で楽しく繋がることが出来ました。
♪懐かしのあの歌この歌♪の炭坑節では、皆席を立ち参加者全員で赤星先生の歌に合わせて踊りました。踊りの型は「ほって、ほって、またほって、かついで、かついで、ながめて、ながめて、ちょちょんがちょん」と踊るようです。子供の頃若い時に各地でやぐらを組み、その周りで浴衣を着て盆踊りを踊った楽しかった時の思い出がよみがえったようで、懐かしいひと時を過ごすことが出来ました。
写真と文 吉田あけみ
※シルバー総合研究所は、恵那市明智回想法センターの管理運営を行っています。