「ひな祭り」についてお話しました(恵那市明智回想法センター)

令和5年3月3日(金)今年のひな祭り(桃の節句)は、回想法センターのおもいでカフェと同日となり「ひな祭り」について男性も交えての楽しいお話の会となりました。

ここ東農地方では、ひな祭りを3月3日ではなく1ケ月遅れの4月3日にお祝いする所が多く、2月中旬ごろから4月3日夕方くらいまで各地でにぎやかにいろいろな催事が繰り広げられます。なぜ1ケ月遅れかと言いますと、昔はこの地方は今のように暖かくなく寒冷地と言われるほどで、梅の花も3月3日だと咲かないくらいでした。

お雛様にお供えする和菓子には、「からすみ」という郷土菓子があります。上新粉を熱いお湯でこねて、一度蒸し器に入れて蒸し、食紅で着色またはクルミ・しそ・ヨモギ・黒糖で味を調え、そして富士山型の木型に入れ成形し底に竹皮を敷いて再度蒸して出来上がりです。昔から竹皮を使うのは、防腐作用や抗菌作用、消臭効果があると教えていただきました。

「み~せ~てー」とお雛様が飾ってある家々を見て歩くというもので「がんどうち(強盗うち)」と呼ばれる子供たちの行事があります。家を回るときには袋を持参してお菓子を入れてもらうというものです。

女の子が生まれた家では、その娘の成長を願って今日まで続いているのだと思います。

写真と文 吉田あけみ
※シルバー総合研究所は、恵那市明智回想法センターの管理運営を行っています。

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