11月22日(木)、回想法スクール修了生「げんきかい」の皆さんと、明智小学校へ行ってきました。
1年生約30名と、げんきかいさんが昔の遊びを楽しみました。
最初にハーモニカ演奏しながら昔の歌を歌います。
日の丸・富士の山・お正月を合唱しました。
あやとりでほうきを作ります。うまく出来るかな?
タガまわし…竹の棒で自転車のホイールを転がします。
ゴム飛び。ジャンプでゴムを飛び越えます。
折り紙。鶴、手裏剣、飛行機、いろいろ作れるね。
他にも、花いちもんめや羽子板で遊びました。
子どもたちは元気いっぱいで、寒い体育館でもとても大きな声でした!
げんきかいの皆さんも子どもたちの元気さに驚きながら、上手に教えてくださいました。
後日、子どもたちは保護者の皆さんに向けて学習発表会で習った昔の遊びを披露してくれました。
今まで休み時間はドッジボールやサッカーをしていたけど、遊びの種類をいっぱい覚えることができたそうです。
お礼のお手紙には、こんな感想が書かれていました。
・おはじきは計算するだけじゃなくて飛ばして遊べるのは昔でも楽しく遊べて面白い。
・名人さん(げんきかいの方)はいろいろ遊びを知っていてすごいね。
・ハーモニカ上手かったよ。家でハーモニカが欲しくなりました。
・私も簡単な遊び道具も用意できるかも知れない。
・名人さんが上手だねって言ってもらったから楽しかった。
子どもたちにとっては普段発見できないことがたくさん得られた時間であり、げんきかいの方にとっては、子どもたちから元気をもらえた楽しいひとときだったと思います。
世代間交流の良さは、思いも寄らないことを発見できることではないでしょうか。
遊び道具やルールも発見の一つですが、他にもいろいろな遊びを教えてもらうことにより、自然と高齢者の方への尊敬と思いやりの心が育つと思います。
また、簡単に遊べるように用意された現代のおもちゃと違い、コツがいるのが昔の遊びです。
何度もチャレンジしてうまく遊べるようになると、達成感が得られます。
きっと子どもたちが将来大きくなったとき、頭のどこかにこの日の思い出が残っているでしょう。
表面上は忘れていても、人生の中でなにかを体験しているのとしていないのでは、その後の成長に差が出てきます。
今回、明智の子どもたちに昔の遊びが伝承されたことには、大きな意味があったと感じました。
写真と文 林奈央子
※シルバー総合研究所は、恵那市明智回想法センターの管理運営を行っています。
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