平成30年8月2日(木)から4日(土)までの3日間、佐賀県庁で基礎コースを開催しました。主催は佐賀県で、認知症介護研究・研修大府センターが研修を受託し、佐賀県の認知症介護指導者15名が参加。無事終了しました。認知症介護指導者とは、国が都道府県に養成している認知症介護のエキスパートのことです。トレーナーは、水野氏、中村氏、そして私(シルバー総研 桑野)の3名が行いました。
基礎コースを終了した認知症介護指導者は、今後佐賀県が行う「アドバイザー事業」の一員として、県下の高齢者施設に赴き、DCMを行いながら認知症ケアのアドバイザーを行なっていく予定とのこと。これは5年ほど前から熊本県が行なっている事業を参考にした取り組みで、熊本では成果を上げ、定着している事業です。
パーソン・センタード・ケアの視点をもって、これまでのスタッフの取り組みを尊重しつつ、ご利用者へのケアを一緒に考えていく。こういった姿勢をもったアドバイザーが、九州だけでなく全国に増えていくことを期待したいと思います。
佐賀県庁 佐賀城のお堀の中にある立派な建物でした。
研修の様子 県の式典などが行われる会議室。日の丸を背にしての研修は初めてでした。
グループワークの様子 日頃から一緒に活動している仲間同士で、グループワークも盛り上がっていました。
講師のロールプレイ 行動カテゴリーW(自己刺激の反復)の実演。
講師のロールプレイ 全員マッパーになって、マッピングを行なっています。
講義の様子 2日目以降は、通常の会議室に移動して研修を行いました。
フィードバックのロールプレイ 和気あいあいの良い雰囲気の中で行われました。
フィードバックのロールプレイ マッパーと施設スタッフの役に分かれてフィードバックを体験。
研修の修了 最終日の試験の後、採点してご本人に返却。佐賀県に新たに15名の基礎マッパーが誕生することになります。(了)
写真と文 桑野康一
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