12/6(金)14:00〜15:00 オンラインアクティビティ『回想ラヂオ』師走〜年の瀬の思い出

10/17、18 健康高齢者との地域回想法基礎・専門研修(オンライン)

2020年10月17日(土)と18日(日)、健康高齢者との地域回想法基礎・専門研修を、オンラインにて行いました。講師は来島修志(日本福祉大学)理事。座学の講義は事前にビデオで視聴いただき、基礎研修当日はオンラインの強みを活かして、講師を交えてのロールプレイや、「オンライン回想会」のメンバーを招いての生回想会の見学などを行ないました。

「地域回想法」とは、北名古屋市回想法センター(愛知県北名古屋市)から始まった「まちづくり」の取り組みです。介護予防を目的に住民向けの回想法スクールをおこない、スクール修了者が「いきいき隊」として、地域の自主的なボランティア活動をおこなっています。基礎研修は「地域回想法」の事例をご紹介しながら、回想法の基礎を学んでいただく内容でした。

「健康高齢者との地域回想法基礎事前講習ビデオ(1時間42分)」の一部。事前にテキストをお送りして、テキストに沿ったビデオを見ながら事前学習をしていただきました。研修当日は、その内容を振り返りながらポイントを解説しました。

午前中に行われた、「オンライン回想会」のメンバーと、来島講師とのオンライン回想会の様子。この日のテーマは「子供の頃の秋にまつわる思い出」でした。研修参加者は、その様子を見学しました。「オンライン回想会」とは、コロナ禍で回想法の実施が難しくなっているため、来島講師が6月頃からオンラインでおこなっている活動です。参加者は、北名古屋市回想法センターのいきいき隊や、回想法を活用した市民活動をおこなっている方々です。通常の回想法とは方法がことなるため、あえて「回想会」と名付けたのだそうです。今回は5回目の開催とのことでした。

「オンライン回想会」を終えた後、来島リーダーの言動からその意図を考えたり、参加者の言動からその心の動きを考えたりしながら、グループ回想法で実際におこなわれている、リーダーや参加者の相互交流について学んでいました。

来島講師が愛知県北名古屋市回想法センターで実際におこなっている、地域の男性のための「回想法スクール男性専科」を、写真を交えて紹介していました。写真は回想法スクールの参加者が会の参加記念に作成した色紙です。

午後の「グループ回想法体験」では、互いにリーダー、参加者役を演じて、実際のグループ回想法を体験しました。

翌日(18日)の専門研修では、「回想法プログラムの立案・運営、回想法リーダーの技法」をテーマに行われました。参加者は実際にこれから行う回想法プログラムの計画を立てて、全員で検討しました。

参加者が作成した回想法プログラム計画書を、zoomの画面の共有機能を使って全員で見ながら内容を検討しました。目的や対象者、プログラムの内容、実施するための資源(人、場所、資金など)について意見を交わしていました。

映像と文 桑野康一