人物紹介
介護の世界に入る前は海外旅行のツアーコンダクターで、月のうち20日前後は海外で過ごしていた。縁あって、親の友人が老人ホームを作ったことを機に、37歳で介護福祉士養成校へ入学。2年間の学生生活の中で、認知症ケアのことや回想法を学ぶ機会を得る。卒業後は件の老人ホームへ就職。その後、パーソン・センタード・ケアという認知症ケアの理念に出会い、学びと実践に取り組む。
現在は、同法人の副施設長として職員教育などを通してサービスの質の向上を目指している。また、居宅介護支援事業所の管理者として在宅の高齢者のケアマネジメントの現場にも立っている。近頃は、より広い視野を持ってケアの質を評価したいと考え、福祉サービス第三者評価の評価者としても活動している。
そして、パーソン・センタード・ケアが日本に紹介されてから今まで、認知症ケアマッピングのマッパーの資格を持つ人たちのネットワーク作りに参加し、全国組織であるJPDネットワーク東日本地区の世話人としての活動も継続している。ケアチームが、自分たちの現在地を確認し、次の目標を見つけ、ケアの質をさらに向上していく姿をすぐ側で見守り、お手伝いをすることが好き。
経歴
昭和55年3月 宮城県 仙台白百合学園高等学校 卒業
昭和57年3月 東京都 東京ビジネス専門学校エアライン科 卒業
旅行代理店勤務の後にフリーランスのツアーコンダクターとして約50か国に渡航。
平成11年4月 千葉県 松山学園 松山福祉専門学校 介護福祉科 入学
平成13年3月 同校 卒業
平成11年4月~ 社会福祉法人 沼風会 入職 現在に至る
講演テーマ
・パーソン・センタード・ケアと認知症ケアマッピング
・回想法
・認知症ケアマッピングによるケア改善の支援
・認知症ケアマッピングのマッパー支援
・認知症ケア
※後援以外のサポート活動等も可
実績
2011年 青森県国保連での講演
千葉県介護労働安定センター「PCC」
2017年 品川区認知症サポータースキルアップ研修
2020年 柏市オレンジフレンズスキルアップ研修
2021年 柏市沼南地域包括支援センター主催
パーソン・センタード・ケアなケアマネジメント 研修講師
2022年 柏市民児協研修会にて認知症の方との接し方研修
2012年 日本認知症ケア学会大会 ポスター発表にて石崎賞を受賞
「DCMの枠組みを通して観察されたケアに関する出来事」
著書等
「認知症ケアマッピングを用いたパーソン・センタード・ケア実践報告集 第2集 共著 クオリティケア2007年
「認知症の人の気持ちが良く分かる聞き方・話し方」共著 池田書店 2017年
「認知症ケアマッピングの評価手法を用いたケア改善の取り組み~車いす用離床センサーの使用をやめられるケアを探して~」
認知症ケア事例ジャーナルVol.17 2025年
その他
交通拠点:千葉県我孫子市
