冬支度の思い出〜第27回 回想ラヂオより

回想ラヂオ2023年11月10日 思い出歳時記 止まらな〜い話「冬支度の思い出」

葉っぱのついた大根を一本ずつ吊るした。干してカリカリ、というわけでもないけど、水分が飛んだものを輪切りにしてみそ汁に入れて食べたけど、においが独特だったので嫌だった記憶があります。(大口さん)

大掃除、すす払い。昔は生活で火を使っていたので、煙が逃げていくように煙突があって、その周りにすすが付くんですよね。下から長いホウキをい(う)ごかしながらすす払いをやって、新しい神様に来てもらうようにきれいにしました。落ちてきたすすを払ったり、小さなホウキで囲炉裏や土間を払ったりしました。(市川さん)

記録者名:森本貴大
感想:昔の生活は食べるにしても何をするにしても自分で加工したりすすを払ったりと手間のかかることが多かったということを改めて感じた。大根を干すなど野菜の加工から自分たちでやるという発想は、スーパーで出来合いの物ばかり買っている現代の私からしたらイメージすら容易に湧かない。それによって現代は昔より生活がかなり楽になったかもしれないが、食料問題などを安易に考えかねないという意味では良くないのかもしれない。

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