2月7日(金)、おもいでカフェを開催しました。
今回のテーマは節分です。
参加者の皆さんに節分の風習についてのお話を伺いました。
皆さんは「十二月の木(にぎのき)」を知っていますか?
昔から旧正月の1月15日は、にぎの木を玄関に飾るそうです。
正月は鬼が来てごちそうを盗っていくから「まだ12月だよ。」とだまして鬼を追い払うのだとか。地元に暮らして何十年、このお話は初めて伺いました。
節分になると、今度はいわしの頭を柊に刺した飾りを玄関に飾ります。
柊のトゲが鬼の目を突き、いわしの臭いで鬼が逃げていくと言われています。
節分は立春の前日であり、旧暦の大晦日に当たります。
そのため、1年の中でも大切な節目と考えられて来ました。
季節の分かれ目には邪気が入りやすいと考えられているため「鬼は外」と言って豆まきし、1年の無病息災を願ったのです。
カフェでは節分豆と焼いたいわしを振る舞いました。
それをきっかけに、参加者の皆さんが口々に昔の風習を語ってくださり、昔話に花が咲きました。
昔の風習は、季節や自然を大事にしているものが多いです。
知らずに一生過ごすのと、知って一生過ごすのとでは、心の豊かさが違うなあと実感しました。
心が豊か=幸せと思いませんか。
なぜだか人と接するときも、前よりも余裕を持って優しくできるような気がします。
年長者の方のお話を聞くと、自分の心の奥行が増えていくように感じます。
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