ようやく寒さも一段落してきましたね。
明智回想法センターでも、梅の花が付き始めました。
さて、当センターでは毎週金曜日の13時~15時まで「おもいでカフェ」を開催しています。
コーヒー1杯100円で、どなたでもお気軽にご参加いただけます。
毎月第一金曜日は認知症予防の相談日で、思い出を語り合って脳を活性化する回想法の体験もできます。
2月は節分の豆まきと、イワシ・ヒイラギの魔よけ作りを行いました。
イワシの頭と尻尾を別々に枝に刺し、表の戸口に頭、裏の戸口に尻尾の枝を刺します。
「こんなに大きな魚がおると鬼もびっくりする。生の匂いも大嫌い。ヒイラギのとがった葉が鬼の目を突く。」とのことで、いろいろな意味が込められています。
こんなお話もありました。
昔、鬼がある家の娘を欲しがったので「まいた豆の実がなった頃に嫁にやる。」と言い、
実がならないように炒ったものをまいて鬼をだましたのだそうです。
生の豆をまくことは縁起が悪いので、必ず炒った豆を使うとのこと。
こういったお話も、高齢者の方ならではの内容でとても勉強になりました。
普段は話題になることが少ない昔話ですが、イワシとヒイラギをきっかけに脳の中にあった思い出が蘇り、語っていただくことができました。
こんなふうに、高齢者の方に昔を思い出していただくお手伝いをするのが回想法です。
思い出しながら語っていただくことで、脳が活性化して認知症予防になります。
さて「おもいでカフェ」では、季節に合わせてさまざまな催し物を行っています。
次回3月2日は「ひなまつり」です。
ぜひ皆さんのお話を聞かせてください。
認知症をお持ちの方やご家族の方のご利用もお待ちしております。
コメント