1.団体の概要
項目 | 内容 |
---|---|
団体名 | 恵那市明智回想法センター |
住所 | 〒509-7714 岐阜県恵那市明智町 1142-1 |
電話 | 0573-54-4056 |
投稿者名 | 吉田あけみ |
ホームページ | https://silver-soken.com/enakaiso/ |
運営者・代表者名 | 岐阜県恵那市 指定管理者 NPO 法人シルバー総合研究所 管理責任者:来島修志 |
回想法活動にかかわっている 担当者(人数) | 職員:3名,管理責任者:1名 回想法サポーター:若干名 |
活動の沿革 | 2005 年 4 月 明智回想法センター設立 2015 年 4 月より NPO 法人シルバー総合研究所が指定管理者 |
年間の活動スケジュール | ①おもいでカフェ:毎月第一金曜日 13:00~15:00 ②思い出話の会:毎月第四土曜日 13:30~15:00 ③明智回想法センターまつり(9 月 7 日) ④昔の遊びを教えて!(10 月:明智小学校,11 月:恵那北小学校) ⑤出前回想法(随時※市内の高齢者サロンや老人ク ラブより年間 17 回程度依頼あり) |
2.活動
活動の紹介① おもいでカフェ
目的:気楽に集いおしゃべりをし、時には認知症に関する役立つ情報が得られ、また行ってみたいなぁと思えるご近所のなじみの居場所、相談所となるように。
対象:どなたでも
回数:毎月1回、年 12 回
時間:2時間(13:00~15:00)
場所:明智回想法センター「回想法室」 活動の内容:コーヒーを飲みながら思い出話を中心に、年4回は認知症に関するミニ講座を行います。
参加者の声:「たいへんためになる」と好評です。
活動紹介② 思い出話の会
目的:認知症の予防と仲間づくり
対象:どなたでも
回数:毎月1回、年 12 回
時間:1時間 30 分(13:30~15:00)
場所:明智回想法センター「回想法室」
活動の内容:お茶を飲みながら毎回異なるテーマで回想法を楽しみます。
参加者の声:「一人で家に居るよりここに来てみんなと話をして認知症を予防したい」「仲間ができた」 と喜ばれています。
活動紹介③ 明智回想法センターまつり
目的:年1回のおまつりとして、地域の方々とつながり、回想法やセンターの存在を知ってもらい、回想法やセンター活動に関心を持ってもらう
対象:どなたでも※センター利用者や地域サロン・老人会など、市の広報誌で参加を呼びかける。
回数:年1回(9 月 7 日)
時間:10:00~12:00
場所:明智回想法センター「回想法室」
活動の内容:地域ボランティアの方々による紙芝居やオカリナ演奏、懐かしのあの歌この歌、認知症予防と回想法の講演会を実施。
参加者の声:これまでに「(コロナ禍が明けて)みんなと会えたし有意義な時間が過ごせて楽しかった」 との感想が寄せられています。
活動の紹介④ 昔の遊びを教えて!
目的:世代間交流を通して、高齢者は小学生に昔の遊びを教えることで伝承の役割を意識してもらい、子供たちには高齢者に対し親しみと尊敬の心をもってもらうように。
対象:地元の小学校 1 年生
回数:毎年1回ずつ
時間:授業時間2コマ(2時間程度)
場所:小学校の体育館
活動の内容:昔の遊び「ゴム跳び・縄跳び・タガ回し・コマ回し・カンぽっくり・あやとり・おはじき・お手玉」コーナーにそれぞれボランティア高齢者の担当者を配置し、子供たちが順に廻りながら遊び方を教わり体験します。最後は全員で紙ヒコーキを折 り一斉に飛ばします。そして回想法センターならではの「昔の道具」を使った「これなぁんだ?」クイズを行い、回想法センターのことを紹介します。現代の子供たちにとっては見たこともない道具ばかりで、珍回答で大いに盛り上がります。
※2023 年度は明智小学校に加え、恵那北小学校が新たに増えました。
参加者の声:ボランティア高齢者にとっては「大人も子供も世代を超えて一緒に遊べることがすごい」「子供たちから元気とパワーをいただき感謝したい」と大変喜んでいただきました。子供たちからは 「楽しかった!」など感想が書かれたお手紙をもらいました。小学校からは「おはじきやタガ回しは初めてやる子も多く高齢者の方に教えてもらいながら楽しむことができました」と喜びと感謝の声をいただきました。
活動の紹介⑤ 出前回想法
目的:市内各地区の高齢者サロン会や老人会へ出向き回想法の体験を通して回想法の普及促進を行う。
対象:市内各地域の高齢者サロンや老人クラブなど
回数:随時申し込みを受け付けており、2023 年度は年間 11 回出向いて行いました。
時間:1時間程度
場所:市内各地区の高齢者サロン会や老人会の会場活動の内容:回想法センターの昔の道具を持ち込みグループ回想法を体験してもらい、回想法について紹介を行います。
参加者の声:「懐かしい話は楽しいもんだね!」と喜 んでいただけています。
活動の成果や成果物など特に紹介したいこと
① 館内展示物について
館内の展示品は全て手に取って触れられるようになっており、各部屋には「昭和の居間」「昭和の小学校」「養蚕の部屋」などテーマを決めて展示し、昭和時代にタイムスリップできるようにしています。昭和世代にはノスタルジーを、若者には昭和レトロ “可愛い”を感じていただきたいと考えています。回想法室では昔の遊びや暮らしが描かれた大きな素朴画を四季に合わせ入れ替えて展示しています。
② 思い出文集「記憶の宝もの」
市内の方々の子供の頃の遊びやお手伝い、暮らしぶりなど、心に残っている思い出の作文を投稿いただき、文集を作成しています。
・令和2年度、初刊発行
・令和4年度、第2刊発行
2024 年度、第3刊発行に向けて準備しています。
今後への課題、これから取り組みたいこと
図書コーナー「おもいで文庫」の開設
高齢者のみならず、地域の子供たちとその親世代に足を運んでもらい、昔の暮らしや回想法に興味をもってもらい高齢者との世代間交流につなげようと、回想法や郷土史、民俗学に関する本だけでなく、子供たちにとっても楽しめる絵本や児童書を揃えて、貸し出しも行っていこうと計画しています。