葛飾回想法トレーナーの会 ふくろうの会

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1.団体の概要

項目内容
団体名葛飾回想法トレーナーの会(通称ふくろうの会)
住所〒125-0061 東京都葛飾区亀有4-17-7
電話03-3604-8170
投稿者名大西 啓之、高橋 順子、舘坂 雪枝、五十島 正修
ホームページ
メールアドレスka₋fukurou@yahoo.co.jp
運営者・代表者名代表者 大西 啓之
回想法活動にかかわっている担当者(人数)葛飾回想法トレーナーの会
会員46人(第1期生~第12期生)
活動の沿革東京都葛飾区における回想法
●2006年葛飾区の主導による『回想法リーダー養成教室』を皮切りに、第1期修了生をリーダーとして活動開始。
●2013年4月に回想法トレーナー(リーダー)の更なるスキルアップとトレーナー相互の交流を目的として『葛飾回想法トレーナーの会(通称ふくろうの会)』を設立。
●2023年11月の第12期回想法トレーナー養成講座修了生までが現在区内13の自主グループで活動中。
年間の活動スケジュール
(順不同)
①区内13自主グループに分かれて活動
②定期総会の開催(年1回)
③回想法学習会の主催(年1回)
④回想法自主勉強会の開催(年2回程度)
⑤区の介護予防係主催のスキルアップ研修への参加(年2回~5回)
⑥区の回想法担当と連携した施策への参画
⑦各種取材への対応
⑧「ふくろうメール」の発行(年3~4回)

2.活動

活動の紹介① 区内13自主グループでの活動

葛飾区における回想法の特徴

  • グループ回想法で、各グループにはトレーナー数名がついて活動。
  • 開催日時(月1~2回平日)も場所も異なる(区内の公共施設を使用)。
  • あらかじめ年間の月別テーマを定め、予告されたテーマにより行う。
  • 当日のリーダー(コ・リーダー)の先導により、参加者は自らの思い出を、その記憶をもとに手には何も持たず、基本的に道具や画像に頼ることなく言葉で語り、聞き手は想像を巡らす回想法の進め方。
  • 参加者、トレーナーともに数か所の自主グループ所属するものもいる。
  • 各グループともに開始時には«4つの約束»の確認から入る。
  • 開始から終了まで会場準備、振り返りを含めて2時間前後に収めている。

活動紹介② 定期総会の開催

活動紹介③ 回想法学習会の主催(区の講師謝金援助制度1回コース)を活用

回想法関連講師を招き、年1回約2時間、回想法の基礎知識から応用までをワークを交えながら学ぶ。

  • 令和5年度は来島修志先生による『テーマ設定と質問の仕方を改めて考えてみよう!』(令和6年1月開催=トレーナー限定37人参加、ZOOM)
  • 令和6年度は認知症予防財団講師椎原洋先生による『「思い出ノート」で半生を振り返り力強い100歳へ!』(令和6年7月)をテーマに開催=
    上記トレーナーに加え、一般回想法未経験者、各自主グループ等計51人。

★目的として、回想法を介護予防に生かし、この活動を広く区民に周知・啓発して参加者増につなげる

2024.7.20学習会
202407.20学習会明るく楽しく懐かしく

活動紹介④ 回想法自主勉強会の開催

自主勉強会は基本的にふくろうの会会員が講師になって、会員向けに身近なテーマで行っている。

  • 2023.9.9開催
    第一部『感情に寄り添うワークを体験してみよう』
    第二部『最近のうちのグループ』
    ※難聴の方の通訳について(具体的実践方法紹介)
    ※トレーナーも回想を話すか否か
    ※自慢話に終始する参加者への対応
2023.9.9自主勉強会
  • 2024.3.1開催
    テーマ『話し手の満足度をトレーナーが体感して深める』
    ※感情に寄り添うワークを体験してみよう
    ※先輩実演回想法「リフレーズ・クローズドクエスチョン・オープンクエスチョン」
2024.3.1自主勉強会

活動紹介⑤ 区主催のスキルアップ研修への参加

介護予防事業の施策として、区が予算の中から講師を選定し、原則2時間のスキルアップ研修を年数回実施するので参加。内容的には、上記③の学習会と差はない。(全トレーナー対象)

活動紹介⑥ 区の回想法担当と連携した施策への参画

区の回想法トレーナー養成講座で、トレーナーの数は増えている。一方、参加者が増えずにいるため、『回想法思い出語る体験会』や『郷土と天文の博物館で回想法』などの企画に協力し、参加者増につなげている。

活動紹介⑦ 各種取材対応

ここ一年、葛飾区のホームページ掲載の回想法の取り組み紹介を見て、取材申込みが増えた。

①『NHK回想法ライブラリー委員会』から回想法自主グループの活動状況を見学したいという申し出に対応。

②NHKFMの『伊集院光の100年ラヂオ』が録音取材にきてグループを紹介。普段の回想法では聞けない、いいお話が聞け、かつ全国放送で葛飾の回想法が広まったと関係者一同喜びひとしおだった。

活動紹介⑧ 「ふくろうメール」の発行

会員相互の情報共有が目的

グループ回想法例会

3.活動の成果や成果物など特に紹介したいこと

80歳代になってから回想法に参加し、10年以上経過しても、今なお認知機能の低下が見られない参加者が複数いる。中には全13自主グループ中4グループに自転車で出向き、日時も場所もテーマも異なる条件の中、回想法を楽しんでいるレジェンド的な参加者がいる。

4.今後の課題、取り組みたいこと

葛飾回想法トレーナーの会(通称ふくろうの会)は発足12年目。トレーナー自身の体調管理、家族の介護、本業とのやりくり等課題は多い

◎今後への課題と対策(⇒)

①参加者の固定化による高齢化と参加者数の減少
⇒積極的、日常的な広報活動で参加者増

②トレーナーの取り組みに意識の差
⇒各種研修ごとに出席状況を把握し、広報誌で参加を促す

③トレーナー養成等自前の研修体制が不十分
⇒研修部門を作り、講師養成に努める

④外部からの取材依頼、講師依頼等に対応する体制が不十分
⇒広報部門、渉外部門を作り体制を整える

5.その他

ふくろうの会は発足12年目を迎えた。今後の目標としては
①10年以上に亘って、認知機能の衰えの見られない参加者を各自主グループごとに増やす。
②長年、各自主グループで回想法の維持、発展に寄与してきたベテラントレーナーの声を聴き、学ぶ場を設ける。
③上記①②の声を拾い、広報活動の一環として、区民に葛飾回想法の効果と魅力を伝えて行きたい。

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