明山荘小規模多機能型居宅介護事業所「明野のわが家」

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1.団体の概要

項目内容
団体名明山荘小規模多機能型居宅介護事業所「明野のわが家」
住所〒408-0204 山梨県北杜市明野町上手520
電話0551-25-2566
投稿者名横森咲希
ホームページhttps://www.ryokuju.com
運営者・代表者名石井貴志
回想法活動にかかわっている担当者(人数)地域回想法普及担当職員:3名(管理者、副管理者、ケアマネジャー)
北杜市介護支援課保健師:1名
R4年度Miraiプロジェクト参加大学生:3名
R5年度Miraiプロジェクト参加大学生:2名
活動の沿革H30年より、北杜市に回想法を広めるための活動(出前研修会、出張レクレーション)を実施。
R4年度より、北杜市介護支援課と協働で、Miraiプロジェクト(大学生と共に地域に回想法を普及させる取り組みと実践)に参加。
年間の活動スケジュールR4年度、R5年度ともに、
3月:プロジェクトにエントリー
4月:学生と企業のマッチング
5月~11月:プロジェクトの企画、実践
12月:発表用PP、発表用ポスター作製
1月:成果物作製
2月:成果報告発表会
3月:成果物を使用して回想法を実施

2.活動

活動の紹介① 『思い出再現・みんなを元気に!回想法を普及させよう!<Miraiプロジェクト>』

目的:回想法を地域に普及させる方法を大学生が中心となって考え、高齢者が身近に・手軽に、回想法ができるような働きかけを行う。
期間:R4年3月~R6年3月
時間:主に大学生が夏休み期間中の9:00~16:30の時間帯に、事業所および市内で活動。
場所:①事業所(利用者様が参加する回想法を見学する、学生と担当職員の打ち合わせや作業の場として使用。)、②屋外(回想しやすいような昔懐かしい道具や、思い出の場所の写真を撮る。地域の高齢者の通いの場を訪問し、回想法レクを見学する、出張回想法講習や、地域のイベントに参加。)
活動の内容:
・地域の高齢者や事業所の認知症高齢者が回想法に参加している様子を大学生に見学してもらい、反応が大きかった回想法のテーマや、回想した内容を記録、分析し、それに関連する素材(写真)を大学生が撮り集めた。
・回想のヒントとなるような昔懐かしい写真をまとめ、大学生が『ほくと 昔懐かしDVD』を作製した。
・北杜市郷土資料館にプロジェクトの趣旨を理解して頂き、必要な資料(写真)を提供して頂いた。(DVDに追加。)
・北杜市医療介護連携のイベント(「みんなでつくろう!北杜の未来」於:須玉ふれあい館)に参加し、回想法のブースを出展。ポスター掲示、懐かしい道具、思い出綴り書きの展示、パソコン回想法体験コーナーを設け、市民に回想法を親しんで頂いた。
・北杜市主催『回想法研修会』の企画、準備、運営。大学生は研修会のサポート係を担った。 ・北杜市在住のかたも、北杜市に来訪した観光客も、市内の観光地を巡りながら、懐かしく回想ができるように『思い出再現マップ』リーフレットを大学生が作製。市役所、郷土資料館、駅、観光案内所、観光地等にリーフレットを設置。

3.活動の成果や成果物など特に紹介したいこと

医療福祉系列(看護学部、社会福祉学部)以外の学生(生命環境学部生命工学科、国際政策学部総合政策学科など)もプロジェクトに参加され、各学部の学生がSNSを通じて回想法の魅力や効果について発信してくださったことで、回想法が幅広い分野の若い世代に知って頂くきっかけになった。また各学生の能力やアイデアが合わさったことで、年度ごとに特色のある成果物を作製することができた。

4.今後の課題、取り組みたいこと

成果物は北杜市に譲渡しているため、『ほくと 昔懐かしDVD』は北杜市介護支援課が、地域で回想法を実施している介護予防サポートリーダーに向けて、DVDを有効的に活用できるよう、今後も北杜市介護支援課の保健師が中心となって指導や適宜講習を行っていくようにする。北杜市観光課、北杜市教育委員会は、思い出再現マップを多くの方々に手にして頂けるように働きかける。

5.その他

事業所の管理者とケアマネジャーが講師派遣され、山梨県立北杜高校総合学科(福祉ライフデザイン系列)の生徒に、介護総合演習の授業のなかで学ぶ「認知症高齢者へのコミュニケーション技法」のひとつとして『回想法』の講義を設けている。その後のアセスメント演習や施設レク実習では、回想法の趣向を用いたコミュニケーションによって、利用者様と生徒が良好な関係を築くことができている。利用者様にこの授業は毎年行っており、今年度で4度目となる。(いずれこの取り組みも発表させて頂きたい。) 若い世代が認知症を理解し、認知症のかたを尊びながら相互交流ができるよう、また地域に暮らす若い世代が医療福祉関係の職業に興味を持ってもらい、地域の支え手になってもらえるよう、今後も活動を続けていきたい。

資料

Web展示一覧

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